公簿売買だから、実測値と違うのはしょうがない?Mさんの場合、どうしても納得がいかなかったようで、私のところに相談に来られました。でも、私も「公簿売買の場合、実測値と差異があるのはしょうがないんですよ」というしかなかったんですけどね。契約書も見せてもらいましたが、問題なかったですし。しかたないんで、私のところで公簿売買に関する説明をしました。「公簿売買」つていうのは、実際に測量した面積ではなく、「登記上の面積で売り買いする」ということで、公簿の単位で土地の代金を固定してしまうので「土地売買代金固定型」と大手不動産企業では表記されています。
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反対語が「実測売買」で、こちらは実測値に基づいて売買します。この実測売買のことは「土地売買代金精算型」と記されます。Mさんもそれはあちこちで何回も説明されてきたんですが、どうにも俯に落ちない様子でした。まあ、無理もないですけど。だって、「公簿売買だから実測値と違うのはしょうがない」つていわれたら、誰だって「じゃあ、公簿にあるのは本当の面積じゃないの?」って思うでしょ?でもその通りです。さらに契約書には「本物件の売買対象の面積は表記の面積とし、実測面積と差異が生じたとしても、売り主・買い主は売買代金の増減請求その他、なんらの異議を申し立てない」という一文があります。